プラスチックレモンの時、チョウさんが舞踏の先輩に言われたんだと教えてくれた
「ただの2拍の1歩でしかない」
ということ。
もっと自由に、異次元に飲み込まれる体はどんな感じか想像するとただの2拍ではなくなる、と。その事が妙にワクワクして楽しそうで参考にしていました。
ロクな死にかたの時にレールの様な装置の上に立って1歩踏み出す場面があり、その事を意識して立っていました。けど人に、中身はあるからそれはもういい。けど200人に見られる体ではない。見られているんだという覚悟が体に無い、と言われました。目から鱗です。確かに、よくよく思い返してみるとそうです。バランスの取りにくい場所であるとかカウント、状態に集中していた。いや見られている事も痛いほど感じていた。けど体にまで発展させられていなかった。知らなかった。
チョウさんに着地して歩き出した瞬間が1番印象に残ったと言われたのが今なら分かる気がします。
その後はただハケルだけだったのである意味、力も抜け満ちた状態だったのだと思います。
今更ですが舞台に立つというのはそれだけで見せものなんだなと。体を使って空間に彫刻していくのか。
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